2012年8月29日水曜日

感動を栄養にして育つ才能も

楽器を習っているお嬢さんのいる親御さんが話のなかで「娘が演奏家になったらいいな、と思うんですが、、」と仰ったので、どうしたらいいのか自分も考えてしまいました。

演奏家でも、小さいうちから才能を見出された人も比較的大きくなってから打ち込んだ人もいろいろいる訳ですが、どちらにせよ「音楽を愛好し、積極的に継続する」というのがなければ成り立たない。
愛好するためには少なくとも感動するというのが必要なわけで、もし、親が何か出来るとしたら、根気良く練習を勧めるだけではなく、その子供がはたと音楽なら音楽の無限に広がる世界をみてみたいと思うような機会に恵まれる事が大切だと思います。単独で成立する才能もあるのでしょうが、感動を栄養にして育つ才能もまたあるわけです。

親御さん自身も生活の中で音楽に触れて心底感動していたらなおいいと思います。子どもはそういう所も見ています。
耳に馴染んだ有名曲だけでなく、初めて聴く作品でも、それまで知らない曲だからと耳を閉じていたのが、おや、と自分なりに感じられるようになったら、音楽の深い森の入り口に立ったとも言えるでしょう。

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